イングリッシュ・セッターの性格や特徴は?  病気や飼う時の注意点はあるの?

イングリッシュ・セッターの特徴や性格、かかりやすい病気、飼い方の注意点は?

世界で初めてドッグショーに出陣した犬として有名なイングリッシュ・セッターの特徴や性格、かかりやすい病気、飼い方の注意点などをみてみましょう。

イングリッシュ・セッターの特徴は?

・サイズ:大型犬

・体重:25Kg~30Kg

・平均寿命:10歳~12歳

・出生:イギリス

・毛色:ホワイトベースのベルトンカラーが特徴
ブルーベルトン、オレンジベルトン、レモンベルトン、レバーベルトン、ブルーベルトン&タン、レバーベルトン&タン

イングリッシュ・セッターは、世界で初めてドッグショーに出陣された犬としてとても有名です。

シルキーな被毛と優雅な外観がとても印象的です。

垂れ耳で、マズルは四角く、頭部は明確なストップがあります。

もともと、狩猟犬として飼われていたので、獲物を見つけた時は静かに座り込んで尾を水平に振ります。

体は筋肉質で、走ると風に様に早く走ります。

被毛はダブルコートで光沢のある絹のような長い被毛で覆われています。

大型犬としては、やや小さめです。

イングリッシュ・セッターの性格ってどんな感じ?

イングリッシュ・セッターは大型犬の大きな風貌のある外観とは似合わず、とても人懐っこく大人しい性格をしているので、小さな子供やお年寄りのいる家庭でも安心して飼える犬種です。

狩猟犬として飼われていた犬種ですが、攻撃的な面はあまりなくとても穏やかな性格をしています。

とても、賢く従順な性格なので、しつけは難しくありません。とても愛嬌があり、いたずらな面もあります。

子犬の時からきちんとしつけをしないと、いたずらが度を越してしまうこともあるので、しても良いこと悪いことを身に付けるとよいでしょう。

洞察力もあるので、しつける時は信頼関係のためにしっかりアイコンタクトをすることが大切です。

また、とても寂しがり屋なので、留守番がとても苦手です。

いつも、家族の誰かがいる環境を作ってあげましょう。

イングリッシュ・セッターのかかりやすい病気はどんな病気?

愛嬌があり、優しい性格のイングリッシュ・セッターにはどのような病気があるのでしょか?

注意点など見ていきましょう。

・胃捻転

胃が拡張して、ねじれてしまう病気です。

胃の周りの血流が遮断されて、ショック状態になるため、とても危険な病気です。

大型犬によくみられる病気で、フードの食べ過ぎや過度の運動がで胃が拡張し、それに伴って胃捻転を起こしてしまいます。

ドライフードを多量に食べた後にたくさん水を飲むことで、胃の中で膨張して胃拡張を起こして今うので、食事の量には注意が必要です。

食事のあとの運動で、急にぐったりとして、多量のよだれを流している場合は胃捻転の可能性が高いので、早急に動物病院に連れていきましょう。

食事の量に注意して、量を減らして、回数を増やすなどの工夫をしてあげましょう。

・股関節形成不全

大型犬に比較的多くみられる病気で、成長する過程で形態的な異常が起きて、様々な症状を引き起こしてしまう病気です。

遺伝的素因や偏った栄養や運動などが原因といわれています。

股関節部が浅かったり、大腿骨が変形しているため関節がうまくかみ合わず、歩行異常などの症状がおこります。

見分ける方法は、横すわりやモンローウォーク、立ち上がる時に時間がかかってしまうとかそういう症状があります。

治療には、内科的治療と外科的治療があります。

内科的治療は、鎮痛剤やレーザー治療、運動制限、体重管理などです。

外科的治療の場合は、麻酔のリスクも伴うので、かかりつけの担当の先生とよく相談しましょう。

・離断性骨軟骨症

離断性骨軟骨症は、大型犬や超大型犬が成長する過程で急に体重が増えて軟骨が押しつぶされることによって、血流が止まり日根に異常が生じる病気です。

肩関節、膝関節、肘関節、足根関節の両側に発症ますが、肩関節で最も多く見られています。

走ったり、ジャンプすることによって関節に負担がかかり、関節の軟骨が割れて、壊れた軟骨のかけらが骨から離れることで痛みを生じ、正常に歩けない状態になります。

剥がれた軟骨が関節内に留まって石灰化すると関節鼠になります。

症状は、離断性骨軟骨炎になった関節がある脚をかばうように歩いたり、痛くて地面に足を付ける事が出来ないといった症状がみられます。

離断性骨軟骨炎は、関節の両側に発症しますが、片側の足だけ症状がみられる場合もあります。

離断性骨軟骨炎の治療は、内科的治療と外科的治療があり、内科的治療では、ステロイド剤や鎮痛剤の投与で経過を観察していきます。

外科的治療は、はがれた軟骨片を除去する手術が行われます。

どちらの治療をするかは、骨の状態や症状の程度によって判断されます。

離断性骨軟骨炎の予防法は特にありませんが、肥満は関節に負担をかけてしまうので、食事の管理はきちんと行いましょう。

うまく歩けないとか、痛がるといった症状がみられたら、早目に動物病院に行って検査をしてもらいましょう。

・難聴

犬の難聴は、先天性の難聴と後天性の難聴があります。

先天性難聴は、遺伝によるものが多く、生まれつき聞こえない犬や、耳の内部が上手く成長できず生後すぐに聞こえなくなる場合もあります。

後天性難聴は、様々な原因が考えられています。

加齢や、外耳えの異物混入、アレルギーや感染症、耳道の腫瘍、脳疾患、神経の異常、薬の副作用など、様々な原因が考えられます。

何かの慢性疾患治療中の犬の場合は、使用している薬が原因だったり、ゆっくり進行する難聴は、腫瘍が原因だったり、ジステンバーの後遺症としての難聴もあります。

遺伝的な難聴の場合は治療法がありませんが、外耳炎や異物混入の場合はその原因を取り除けば少しは良くなる可能性もあります。

犬は、耳が聞こえないことによってとても不安を感じてしまいます。

名前を呼んでも反応しない、後ろから近づいて触るととても驚く、眠っている時に大きな物音がしても
起きないなどの症状が見られます。

もし、難聴になってしまった場合は、飼い主や家族の対応がとても大切になってきます。

特にお散歩や屋外に出る時は、背後からくる自転車や車に注意する必要があります。

アイコンタクトを十分に行い、たくさんコミュニケーションをとってあげる事で、犬が安心出来る環境を整えてあげましょう。

・進行性網膜委縮(PRA)

進行性網膜萎縮症は、文字通り網膜が萎縮してしまい、目が見えなくなってしまう遺伝性の病気で、イングリッシュ・セッターにもよく見られる病気です。

遺伝性なので、完治するための治療法はありません。また、最終的に失明してしまいます。

暗い場所を怖がったり、音に対して過敏になったりする場合は、この病気の可能性があるので、早めに獣医師の診察を受けましょう。

イングリッシュ・セッターの飼い方は?

世界で初めてドックショーに出陣した、愛嬌たっぷりのイングリッシュ・セッターはどのように飼育すればよいのでしょうか?

しつけや注意点などを見てみましょう。

イングリッシュ・セッターの飼い方の注意点は?

イングリッシュ・セッターは大型犬なので、広々とした空間のある環境が必要です。

元々狩猟犬として活躍していたので、運動が大好きです。

一日に60分程の散歩を2回は行ってあげましょう。

また、広いドックランなどで自由に走り回る運動をさせてあげると満足が得られるでしょう。

イングリッシュ・セッターは長毛でダブルコートなので、抜け毛がとても多い犬種です。

被毛は、アンダーコートは寒さから身を守るため、オーバーコートは外部からの刺激を守るための2種類の被毛です。

被毛は長くて絡みやすいので、コームを使ったコーミングがおすすめです。

シャンプーをすることで抜け毛を抑える事もできるので、定期的にシャンプーをしてあげると良いでしょう。

しっかりとケアしてあげる事で、美しい被毛を保つことが出来ます。

イングリッシュ・セッターのしつけはどうすれば?

イングリッシュ・セッターは、とても賢く、飼い主に従順な犬種なので、しつけに困ることはあまりありません。

とても素直ですが、いたずら好きな面もありますので、いらずらの度が過ぎないように幼少期からしつけをしっかりしましょう。

しつけをする時は、アイコンタクトを忘れずに行いましょう。

そうすることで、犬とのコミュニケーションが取れて、信頼関係を築くことが出来るでしょう。

イングリッシュ・セッターの食事はどのように与えればいいの?

イングリッシュ・セッターは狩猟犬でもどちらかというと、ドッグショータイプの犬種なので、大型犬ですが、落ち着いた性格をしているので、高カロリーの食事は肥満の原因となります。

肥満になると、様々の病気の原因となるので、低カロリーで良質なたんぱく質を含んだフードが好ましいでしょう。

また、大型犬特有の胃捻転を防ぐためにも、一度にたくさんの食事を与えるのではなく、少しずつ分けて与えることをお勧めします。

イングリッシュ・セッターのまとめ

愛嬌たっぷりでいたずら好きなイングリッシュ・セッターは、とても賢く従順です。

性格も穏やかで、小さな子供やお年寄りのいる家庭でも安心して飼うことが出来ます。

いたずら好きなので、大きくなってイタズラがすぎないようにしっかりしつけておけば、生涯素敵なパートナーになってくれるでしょう。